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JEMCO通信

2026-01-28 コンサルティング トピックス

【減価償却】「定率法」「定額法」とは? 減価償却費の3つの意味を考える

文責:ジェムコ日本経営

「減価償却」は、設備など高額商品を購入したときに、何年かに分けて少しずつ経費として計上していくルールです。
減価償却には「定率法」「定額法」があります。この二つは、簡単に言うと「毎年同じ額を引く」か「最初の方に沢山引く」かの違いです。

定額法(Straight-Line Method)とは?

定額法は、毎年「同じ金額」を償却し、償却費の推移ずっと一定です。そのため、計算が簡単で計画が立てやすいというメリットがあります。建物、無形固定資産などが主な対象です。

定率法(Declining Balance Method)とは?

定率法は、毎年「同じ割合」で償却すします。そのため、償却費の推移最初は高く、年々減っていく形になります。最初の数年で多めに費用を計上できるため、手元に現金を残しやすくなります。機械装置、車両運搬具などが主な対象です。

「定率法」「定額法」の違い

例えば、1000万円の設備投資をしたとします。耐用年数が5年とします。
定額法の場合、減価償却費は毎年200万円ずつ。
定率法の場合、1年目は400万円、2年目が240万円、3年目が144万円、4・5年目が108万円。
定額法のほうが初めに多くの償却費になります。

どちらを選んでも、「最終的に引ける合計金額」は同じですが、会社の経営状況や設備の種類などによって使い分けます。日本では、個人の所得税や法人の税務において、「建物は必ず定額法」といった具合にルールがある場合が多いです。

減価償却費には3つの意味「費用配分」「資産価値」「資金回収」

ちなみに、減価償却費には3つの意味があります。
「費用配分」「資産価値」「資金回収」です。

●費用配分
「買った時」ではなく、「使って収益を上げている期間」にコストを割り振る考え方です。
5年使える1000万円の設備を購入したとして、使用期間で費用配分をするということです。

●資産価値
固定資産を「いま売ったらいくらになるか(またはどれだけの価値が残っているか)」に近づける考え方です。固定資産は、使えば使うほど、時間が経つほど、価値が下がります。

●資金回収
「外にお金を出さずに、社内にお金を貯める」機能です。減価償却費は費用計上しても、実際にはお金は出ていかないので、その分お金が残るということで、利益が出れは、投資した資金の回収ができることになります。

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