【コストマネジメント】コストカットとの違いやその効果とは?
文責:ジェムコ日本経営
コストマネジメントとは、企業の業績を改善する為に、コストを決定または発生させるプロセスの追求から、利益を得ることに貢献しない損失を見つけ出し、これを取り除く・回避するための一連のアプローチです。単に経費を削る(コストカット)こととは違います。
目次
「コストカット」「コストマネジメント」の違い
ここで、「コストカット」「コストマネジメント」の違いをまとめておきましょう。
●コストカット
支出を減らすこと。どちらかというと短期的な視点と言えます。
例えば、交際費のカットなどが挙げられます。
モチベーション低下、品質問題などのリスクが起こる可能性が考えられます。
●コストマネジメント
価値と利益を最大化すること。どちらかというと長期的な視点と言えます。
例えば、工程の見直し、IT投資などが挙げられます。
適切な投資判断が必要ということがあるでしょう。
「コストマネジメント」の重要性
「コストマネジメント」の重要性
今のビジネスの環境下では、「コストマネジメント」の重要性が増していると考えられます。
その理由の一例としては下記のようなことが挙げられるでしょう。
●原材料・エネルギー価格の高騰
●ESG・サステナビリティ
コストマネジメントを行うときに使う技術の例①バリュー・エンジニアリング (VE)
例えば、コストマネジメントを行うにあたって、バリュー・エンジニアリング (VE)の考え方を使う場合があります。
バリュー・エンジニアリング (VE)は、「製品の機能」と「コスト」の関係を分析し、「価値 = 機能 / コスト」を最大化する手法です。
機能を維持しながらコストを下げる、あるいはコストを上げてでもそれ以上の機能を付加することを目指します。
コストマネジメントを行うときに使う技術の例⓶PCS
そのほかに、外注加工品などについては、PCSの考え方を使うことがあるでしょう。
PCSは、Purchasing Cost Standardの略称。外注加工品(加工委託品)について、取引先の実態に関係なく最経済的な材料費、加工費、管理等の基準を買う立場で設定し、製品に必要な標準的価格(購入コスト基準)を追求すること。
外注加工品とは、自社製品(またはその部品)の製造工程の一部もしくは全てを、外部の専門業者に委託して加工・製造してもらった部品や製品のことを指します。この外部への委託行為は「外注」などといわれることが多いです。
コストマネジメントのメリット
コストマネジメントを行うことで、単に「お金が残る」という結果が得られるだけではありません。組織の体質そのものが強化され、攻めと守りの両面でメリットが生まれます。業務効率が上がり、成長分野への投資ができるようになり、そして、外部環境の変化に強い組織へ変割っていくことを目指しましょう。




