【ヒューマンエラーとの違いは?】ポカミスとは?その対策
文責:ジェムコ日本経営
ポカミスとは、一言で言えば本来の能力があれば避けられたはずの、不注意によるミスのことです。語源は囲碁や将棋の用語で、うっかり悪い手を打ってしまう「ポカ」からきているといわれています。
ヒューマンエラーとポカミスの違い
ヒューマンエラー (Human Error)という言葉がありますが、これは人間の行動が、意図した結果や基準から外れることの総称と言えます。
それに対してポカミスは、ヒューマンエラーの中でも知識や能力はあるのに、不注意で起こる単純なミス。単なるミスの場合、不本意な結果を生み出す行為や、不本意な結果の防止に失敗することを指しますが、「ポカミス」と表現する場合は、不注意からくるミスというニュアンスがあります。

ポカミスのよくある具体例
ポカミスは、確認不足や思い込みなどの不注意から発生します。
●オフィスワーク
メールの添付忘れ
データ入力時の桁の間違いや入力ミス
会議の日時をカレンダーに入力を間違える
●製造・現場作業
スイッチの切り忘れ、入れ忘れ
部品の裏表を逆に取り付けてしまう
分量を量り間違える
例えば、「勘違い」「見落とし」「ど忘れ」「書き間違い」などによるようなものです。
ポカミスの対策は「注意徹底」?
では、対策というと、何をするでしょう。
「ポカミスは不注意からくるミスだ」をいうと、すぐに単純なミスと考えて、注意徹底をすることを対策とする場合が多いのではないでしょうか?しかし、本当に人の単純なミスばかりでしょうか?
「人(個人)のせい」にすると、なぜ危ないのか?
「あなたの不注意からミスをした」と個人を責めるだけで終わらせることは、例えば下記のようなリスクが生じます。
●根本原因が解決されない
ミスが発生した時と同じ環境が残っているため、別の人が同じミスを繰り返す可能性がある。
●ミスを報告しなくなる可能性
ミスを報告することで責められるのが怖くなり、ミスを報告しなくなる可能性があり、その結果、組織全体で対策を共有できなくなります。
ミスは環境が仕掛けた“罠”
現代の安全管理などでは、「ミスが起きやすい状況を作っている環境や仕組みに問題がある」と考えるのが主流になっています。
つまり、ミスは環境が仕掛けた“罠”であることが多いのです。
ポカミスをしないために
ポカミスをしないためには、下記のような対策も有効です。
試してみてください。
●チェックリストの活用
慣れた作業ほど、項目を書き出して一つずつ消していく「指差し確認」が有効です。
●情報を見える化
付箋に書く、スマホのリマインダーに入れるなど、メモをして、情報を見える化しておきましょう。
●ミスしないように仕組みづくり
「テンプレート化」や「アラート設定」する。
●整理整頓する
必要なものだけが机にある状態にすれば、別の部品や書類と混ざるリスクが減ります。
●ダブルチェックの質を上げる
例えば画面上ではなく「一度印刷して紙で見る」「声に出して読む」「逆からチェックする」など。また、少し時間を置いてから見直すとミスに気づきやすくなります。




