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JEMCO通信

2026-05-11 コンサルティング トピックス

【異常の常態化がおこっていないか?】問題に気づくための見える化・整頓が重要に

文責:ジェムコ日本経営

異常に気付けない職場になっていることがあります。外部の人から見ると、「この状態はおかしくないの?」と感じるようなことでも、社内にいると感じとれていないということが起こっていないでしょうか。

問題が起きたとき気付ける職場にするには、「見える化」が大切

例えば、不良がたくさん出ている状態なのにもかかわらず、それを異常、つまり問題と感じていないということがあるでしょう。外部の人から見れば、「これだけ不良が出ているのに対策が打たれていないのはなぜか」と思われるでしょう。通常なら、すぐに生産を停止して対策を打つところにもかかわらず問題が放置されている状態ということです。
ところで、なぜこのようなことになってしまうのでしょうか。それは「何が正常なのかわからないから」に他なりません。正常な状態がわからなければ、異常であることはわかりません。「これが正常」ということが誰もがわかる職場にし、問題が起きたとき気付ける職場にするには、「見える化」が大切です。そのためには基準を明確にすることは重要です。

整頓の基本は3定(定位置・定品・定量)と表示・標識

そのためにも、整頓は重要です。
整頓の基本は3定(定位置・定品・定量)と表示・標識といえるでしょう。

●定位置
「どこに」置くかを決める。使用頻度が高いものは手前に、低いものは奥に。

●定品
「何を」置くかを決める。決めた場所以外に置かない、決めたもの以外を置かない。

●定量
「いくつ」置くかを決める。棚卸しの手間を省き、欠品や過剰在庫を一目でわかるようにする。

●表示・標識
3定を仕組みとして定着させるのが表示と標識。例えば、下記のようなことです。
場所表示: 棚や区画に「工具置き場」などの看板を立てる。
品目表示: 棚の各段や容器に、中身の名前を明記。
置場表示: 床にライン(区画線)を引く。工具であれば「姿置き」をすることで、返却場所を直感的に理解してもらう。

このように、すべての物の置き場所と量が決められることで、決められた場所以外のところに物が置かれていたり、決められた量より多く置かれていれば、誰もが問題に気付きます。
「本来あるべき姿」を明確にすることで、ものがなくなったり、ルールが守られていなかったりした際に、誰が見ても「おかしい」と気づける状態を作ります。

全員がルールを守るように徹底

それができたら、次は全員がルールを守るように徹底すること。「なぜルールを守らないといけないか」という本質を理解することは重要です。例えば、決まった位置(定位置)に置かれていないとどういうことになるか、ということから説明することが大切になります。
決まったところに置かれていなければ探すというムダが発生したり、決まった動作で作業ができず、品質不良の原因になったり、標準時間での作業ができなくなるということが考えられます。

ルールを守ることの大切さ

あわせて、ルール違反をしたら、なぜルールを守らなかったのか、その理由を聞くことが大切になります。ルールを守ることの大切さが理解できていないのであれば再度説明をして理解できるようにしたり、現状のルールが使いにくいものであれば、基準やルールそのものを変更して守れるようにすることが大切です。

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