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JEMCO通信

2026-06-23 ジェムコ・コーオペレーションズから

AI時代に問われる人間力【第4回】人間力はどのように磨かれるのか?

文責:ジェムコ・コーオペレーションズ 松村潔

ここまで三回にわたって、AI時代に人間性が問われていること、人間にしか築けない信頼があること、そして人は人格に触れて人についていくことを考えてきました。
では、その人間力は、どのように磨かれるのでしょうか。

人間力とは生き方に近いもの

人間力は、どのように磨かれるのか。
これは、簡単に答えの出る問いではありません。本を読めばすぐに身につくものでも、AIに聞けば正しい答えが導かれるものでもありません。研修を受ければ完成するものでもありません。それは、人間力とは知識というよりも、生き方に近いものだからです。
ただ、磨くことはできます。

第一歩は「自分を見つめること」

その第一歩は、「自分を見つめること」ではないでしょうか。
自分は人の話を本当に聴いているだろうか。相手を決めつけていないだろうか。忙しさを理由に、大切なことを後回しにしていないだろうか。そう静かに問い直すことから、すべては始まると思っています。
人は、自分のことほど見えにくいものです。だからこそ、他者との関わりが必要になります。異なる考え方に触れる。自分とは違う経験を持つ人の話を聴く。時には厳しい意見を受け止める。その中で、自分の狭さや思い込みに気づくことがあります。この「気づき」こそが、人間力を磨く入口になるのだと思います。

人間の尊厳はどこに表れるか

教皇レオ14世が語った「人間の尊厳」という言葉も、遠い理想ではありません。日々の仕事の中で、相手をどう見るか。部下や同僚の可能性をどう信じるか。自分の役割をどう受け止めるか。そうした小さな姿勢の積み重ねの中に、人間の尊厳は表れます。

ますます大切になる力とは

AIはこれからも、個人に寄り添いさらに進歩していくでしょう。しかし、個人の便利さが増すほど、私たちは人間としての深さを問われるようになります。
答えを早く出す力だけでなく、問いを深く持つ力。効率よく進める力だけでなく、人の心に寄り添う力。正しさを示す力だけでなく、相手と共に考える力。そうした力が、これからの時代にはますます大切になるのではないでしょうか。

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