【混同されやすい3つの言葉】機会損失・逸失利益・機会費用 その意味とは? チャンスロスしないために必要なこと
文責:ジェムコ日本経営
目次
「機会損失」とは?
機会損失とは、ビジネスにおいて、本来得られるはずだった売上や利益を、何らかの機会を逃したことによって失ってしまうことを指します。得られるはずだった売上や利益を、経営判断のミスや対応の遅れによって逃してしまうことですから、「ビジネスチャンスを逃すこと」つまり「チャンスロス」ともいえるでしょう。例えば、新技術の導入や新製法の検討がされていないために発生している損失などで、実際に利益が減少したわけではなく、「理論上の損失」として捉えられることが多いです。
例えば下記のようなことで起こることが考えられます。
・商品の欠品・在庫切れ
・顧客ニーズの分析不足
・マーケティング戦略の不足
・生産体制の不備
混同されやすい3つの言葉 「機会損失・逸失利益・機会費用」
機会損失と混同されやすい言葉として、下記の2つがよく上げられます。
・逸失利益 (Lost Profit)
・機会費用 (Opportunity Cost)
ビジネスや経済の場面でよく使われる言葉ですが、これらは似ていますが違いがあります。
それぞれ、「どの視点から損をしたと言っているのか」が異なります。
簡単に言えば、「チャンスを逃した(機会損失)」「本来もらえるはずの利益を失った(逸失利益)」「選ばなかった方が価値があった(機会費用)」という違いになります。
「逸失利益」とは?
機会損失と混同されやすい言葉として、「逸失利益」(Lost Profit)があります。
逸失利益とは、不測の事態によって、本来得られるはずだった利益が得られなくなった場合を指し、企業の意思決定とは直接関係なく発生する損失です。
「機会費用」とは?
もう一つ機会損失と混同されやすい言葉として「機会費用」(Opportunity Cost)があります。機会費用とは、複数の選択肢の中からある選択肢を選んだ結果、選ばなかった他の最善のものを選んでいれば得られたであろう利益を指します。これも、実際に支出を伴うものではなく、「別の選択をしていれば得られたはずの利益」であり、理論上の費用です。
機会損失は「ビジネスチャンスを逃すこと(チャンスロス)」
先ほども申しました通り、機会損失は、得られるはずだった売上や利益を、経営判断のミスや対応の遅れによって逃してしまうことですから、「ビジネスチャンスを逃すこと(チャンスロス)」ともいえます。費用が発生するものとは違い、理論上の損失ですから見過ごされることがあると思います。しかしそれは、企業の成長にとって悪影響を及ぼしかねません。
チャンスロスのパターンは下記のようなことがあるでしょう。
●在庫・供給不足・・・ほしいという人がいるのに売れない
●オペレーション・能力不足・・・商品などはあるのに、提供する仕組みがおいついていない
●タイミング・・・流行などニーズがあるときに売るチャンスを逃す
チャンスロスはただ「売り逃した」というだけではありません。「あそこはいついっても商品がない」など、顧客満足度の低下につながることもあるでしょうし、ライバル企業にお客様が流れてしまうことも考えられます。
機会損失をしないためにすべきこと
機会損失(チャンスロス)をしないためにすべきことは様々考えられますが、例えば下記のようなことがあるでしょう。
●顧客ニーズの正確な把握と予測/市場トレンドの把握
●在庫・供給体制の最適化
●社内の情報共有と迅速な意思決定
欠品や供給不足を防ぐため、顧客や市場のニーズを正確に把握し、供給体制を整えることは重要でしょう。また、社内での情報共有をリアルタイムで行える仕組みや意思決定プロセスを簡素化し、チャンスを逃さない迅速な判断を可能にする仕組みなどを作ることも検討しましょう。
このような対策をしながら、「ビジネスチャンスを逃さない」ように対策をしていくようにしていく必要があるかもしれません。




