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JEMCO通信

2025-08-18 コンサルティング トピックス

外観不良とは?その対策とポイント

文責:ジェムコ日本経営

外観不良とは、ものの外観状態が規格外のことであり、製品や部品の外見に好ましくない欠陥がある状態を指します。その対策やポイントをご紹介いたします、

外観不良とは何か

外観不良とは、ものの外観状態が規格外のこと。製品や部品の外見に好ましくない欠陥がある状態を指します。
傷や汚れのような品位品格に関わる不良や、寸法不良やバリのような機能を阻害する不良まで、単なる見た目の問題だけでなく、製品の機能や品質・安全性に影響を与える可能性もあります。

外観不良の主な種類

外観不良にはさまざまな種類があり、以下はその代表的な例です。

□ キズ・擦れ: 製造や運搬中にできる表面の傷や擦れた跡
□ 打痕: 衝撃によってできるへこみやへこみ跡
□ 変色: 材料や塗料の色が変わってしまうこと
□ 汚れ: 指紋、油、ほこりなどが付着している状態
□ バリ: 成形時にできる、不要な突起や出っ張り
□ 異物混入: 製造過程で、製品に本来含まれないものが混じってしまうこと
□ 反り・歪み: 熱や応力によって、製品が曲がったり変形したりすること
□ 塗装不良: 塗装にムラがあったり、剥がれていたりする状態

外観不良がもたらす影響

製品に外観不良があると、以下のような問題を引き起こすことがあります。

①顧客満足度の低下
外観不良は、消費者が最初に気づく品質問題とも言えます。
不良品が市場に出回ることで、顧客が製品へ不信感を持つことや、クレームが入る可能性もあります。それにより、対応や返品・交換のコストが発生することも考えられます。

②コストの発生と生産効率の低下
不良品の発生は、不良品の廃棄、再生産、修理、検査にかかるコストが増大するなど、企業に損失をもたらす可能性があります。
また、場合によっては、不良の原因究明や対策のために、生産ラインを一時的に停止する必要が発生する場合もあります。

③ 安全性の問題
外観不良の中には、単なる見た目の問題だけではなく、安全に関わる危険性をはらんでいるものもあります。
使用者が怪我をする可能性があったり、部品の反りや歪みが原因で、製品が正しく組み立てられなかったりするなど、本来の性能を発揮できないことがあります。

外観不良の原因

外観不良は様々な要因が複雑に絡み合って発生します。例えば、下記のようなことです。

①製造工程・設備に起因する原因
製品を実際に製造する過程や、使用する機械・設備に問題がある場合。

②材料に起因する原因
製品の原材料そのものに問題がある場合。

③作業環境・人に起因する原因
製品を扱う作業者や、作業が行われる環境に問題がある場合。

外観不良への具体的な対策

外観不良を減らすための具体的な対策は、発生原因に応じて多岐にわたりますが、大きくは、製造や加工段階での対策と検査の段階での対策になるでしょう。
いずれにしても重要なのは、どこで不良が発生したのかを3現主義(現場・現物・現実)に則って事実を正確に把握することです。不具合の発生を再現できるまでに事実を明らかにするか、論理的にモレ・ダブりの無いよう不良の発生メカニズムを明らかにすることが不可欠です。
検査の場合には、検査方法・手順に問題は無いか、検査規格は明確かつ妥当なのか、検査条件は明確に決まっているかを確認することも必要です。
また、動作などの機能を阻害するような不良は、それを無くさないと動作不良や機能不良を改善できませんが、「見た目がよい方がいい」というようなものは、絶対的な基準が無いために判断が難しい部分でもあります。開発部門や営業部門含め、規格の許容ラインを議論することも、不必要な不良発生を抑えるために重要な取り組みとなるでしょう。

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