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JEMCO通信

2015-02-25 暗黙知を形式知に ナレッジマネジメント

日本の技術の守り神-3|移植手術による技術課題解決

文責:ジェムコ日本経営 ニュービジネス開発事業部 財田 和典 

◆「技術コンサルタント」たる所以 

日本の技術の守り神、今回が3回目になります。企業経営者の方々にお会いする毎日ですが、人材、特に自社のものづくりに関わる技術者人材へのご要望、ご相談が絶えることはなく、昨今むしろ増えてきています。 

人手としての技術者不足のみならず、定年退職による技術者の不在、技術伝承の問題などは誰もが認識するところですが、その根底には、いま改めて日本企業が得意とした創意工夫を発揮し、グローバル経済下で勝ちうる商品の開発、ものづくりを実現する技術への弛まぬ取り組みへの強い思い、拘りというものがおありのように感じます。それが、そこに関わる技術課題解決への対応、専門性の高い技術に強い人材へのニーズとして私どもにご要請いただいているわけです。

◆「技術コンサルタント」ならではの人間的な魅力も

 “この分野では誰にも負けない”という高度な専門技術を有するシニアの技術者によるベテラン技術コンサルタント。本サービスに携わってきて感じることの一つに、高度な専門技術に詳しいというだけではなく、考え方、人生観、哲学など確たるものをお持ちで、人間的にも魅力ある人柄、尊敬申し上げる人財だということです。 

 その背景には、技術の神様の発掘経緯が大きく影響しているようです。私が24年間の経営コンサルティングサービスの営業活動を通じてお会いした社長以上の経営トップは、延べ2,000人を超えます。

技術コンサルタント候補の人材の発掘には、経営者をご経験されたエグゼクティブの方々に、長年お付き合いされている技術者の方から、この方であればという方をご推薦いただいています。

信頼できる方から信頼される方をご紹介いただくという「信頼が信頼を呼ぶ」人脈の輪の広がりは、いろいろな方のフィルターを通し、素晴らしい人財、“技術の神様”に巡り合えることにつながっているわけです。

◆リアル・オンリーワンのサービス

 企業のお悩みとして「昔は当社のオリジナルで保有していた技術だが、その技術に詳しい技術者がすでに定年退職し、当社にはいまは何も残っていない…」ということをよくお聞きします。そこで、技術伝承を図る上で社内技術塾やナレッジマネジメント構築等の取り組みが出てきます。これは絶対必要であり、いわば「予防医学」といえるでしょう。

並行して、自社において弱くなってしまった技術、既になくなってしまった技術については「移植手術」を施すことが必要になります。この役割を当社の「技術コンサルティング」が担っています。理念は「弛まない日本のものづくりの支援」です。弱くなった技術、なくなった技術の獲得のみならず、若手技術者に技術者魂も注入してほしい、技術の原理原則を改めて教えてほしい、技術者のマネジメントの仕方も学びたい…等、寄せられる課題はさまざまです。

また最近は、調達先に対してさらなるWin-Winの関係を強化したいので、調達先の技術面を指導してほしい、という依頼も増えています。これは、品質、歩留まりの原因になる「技術的ネック点」を克服して調達先の収益性を改善し、長い目で見てお互いにWin-Winとして発展していこう、ということです。
こうした課題解決を指導できる人材が社内におられないということでご相談いただくのですが、“この分野では誰にも負けない”技術のベテランのスペシャリストは、シニアの方々です。先ほど述べましたように、技術の専門性のみならず、人間的な魅力も持った方々です。技術の指導を通じて、そこから得られるものも多いということです。真の技術者魂を直接感じ取れるという機会さえ無くなっているということはございませんでしょうか? 

◆真に有効な「技術コンサルタント」に会えるチャンスを逃すな

この人にお願いしたいという技術コンサルティングを提供出来るタイミングは「いま、この瞬間」であり、この機を逃がされると提供できないケースも出てきます。

二度と現れないかもしれない技術のスペシャリストによる技術コンサルティングは、いま、この瞬間、貴社だけに提供できるリアル・オンリーワンのサービスであるといえます。 

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