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JEMCO通信

2026-03-25 生産の基本論 61回~

生産の基本論~ものづくりの達人になるためにおさえるべきツボ~【第79回 配管のトラブル】

文責:ジェムコ日本経営 コンサルタント 原 正俊

皆さんは、「IE」という言葉をご存じでしょうか?IEは、Industrial Engineering の略称で「生産工学」などと呼ばれ、「生産性向上」と「原価低減」を行うものです。ジェムコでは、「IE」の考え方に関する情報をコラムでお届けしております。
今回は、「第79回 配管のトラブル」についてです。

配管メンテナンスはできているか?

プロセス系の工場に限らず、多くの工場では、大なり小なり配管が建屋の中を走っています。原料、水、薬品、処理水、蒸気、ドレンなど様々なモノが管の中を流れています。
設備のメンテナンスはしっかり行っていても、配管のメンテナンスをきちんとしている企業は以外に少ないのが気になります。設備と同様に配管も、壊れたり破れたり詰まったりすると、生産に支障をきたします。

予防策を検討する必要

たしかに、配管はメンテナンスがしにくいです。長くなればなるほど、中のカスを取ったりするのが大変です。したがって、詰まったときに取り替えるという方法を採用している企業も多くあります。
しかし配管のトラブルによって生産が止まることが多いことを考えると、何らかの予防策を検討しておかなければなりません。考えられるのは下記のようなことです。

予防策①点検

当たり前の対応ですが非常に重要です。亀裂がないか、腐食がないか、保温はしっかりされているか、などなど。叩いてみると詰まりを発見することもあります。

予防策②冗長設計

特に重要な配管は、破損や詰まりを起こしたときにすぐ対処できるように、2系統用意しておくことがあります。これが冗長設計です。通常は片方の系統だけ使用し、そこが問題が起きたらもう一方の系統にすぐ切り替えて、問題箇所の対応をすることができます。

予防策③ワンタッチ化

冗長設計までは余裕がなくてできないとすれば、せめて配管をユニット化して、ワンタッチですぐ問題の配管をはずせるようにはしておきたいもの。若干の停止はありますが、そこで配管修理するよりは早く復旧できます。予備の配管を用意しておく必要があります。

予防策④位置方向

配管のトラブルはその多くが曲がった部分で起きます。できるだけ配管は直線にするのが良いわけですが、特に詰まりの問題では効果的です。直角、垂直、平行、水平を守って配管を設置しましょう。

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