恒久対策
恒久対策とは、根本原因を明確にし、不良の発生要因をつぶし、問題の再発を押さえるプロセスを構築する対策のこと。
恒久対策では、発生や流出の原因に対し、問題を再発させないプロセスが構築されて現場にまで落とし込まれていることが重要。
恒久対策の目的としては、問題の根本的な解決と再発防止にあります。以下のようなことが挙げられます。
・根本原因の排除
暫定対策などで終わらせず、問題が発生した真の原因(根本原因)を徹底的に突き止めます。その根本原因を取り除くことで、同じ問題が発生しないようにします。
・再発の防止
一度解決した問題が二度と発生しないように、対策を講じます。
・業務プロセス・仕組みの改善、生産性の向上
問題が繰り返し発生することで生じる無駄なコストや、業務の停滞を防ぎます。
暫定対策の運用にはポイントがあります。
①対策は必ず恒久対策まで実施
暫定対策によって問題解決すると、対策がそこで終わってしまう場合があります。問題の発生原因を根本的に突き止め、再発されないようにしないように設計や仕組みにまで織り込んで対策することが重要です。
②恒久対策の効果を見極める
恒久対策をしたあとは、その効果を見極める必要があります。一定期間の品質状況を確認しながら、問題が再発していないかなどを確認しましょう。