生産の基本論~ものづくりの達人になるためにおさえるべきツボ~【第82回 服装】
文責:ジェムコ日本経営 コンサルタント 原 正俊
皆さんは、「IE」という言葉をご存じでしょうか?IEは、Industrial Engineering の略称で「生産工学」などと呼ばれ、「生産性向上」と「原価低減」を行うものです。ジェムコでは、「IE」の考え方に関する情報をコラムでお届けしております。
今回は、「第82回 服装」についてです。
服装でその工場のレベルがわかる?
「服装でその工場のレベルがわかる」という話を聞いたことがありますが、それは正しい説と言えると感じることがあります。制服があるにもかかわらず、それを着ないで作業している工場を見かけたことがあります。それを規律として守らせることをしていない企業の管理レベルは、どうなのか疑ってしまいます。
乱れも安全上の問題に
制服を着ていても、乱れているということもあります。これは安全上の問題にもなります。上着やズボンの裾をひらひらさせていると、設備に巻き込まれる恐れがあります。工場内でヘルメットを被っていないと、頭部に怪我する恐れがあります。火花や薬品、切り粉が飛び散る作業場所では、保護メガネや腕カバーが必須なのに、「暑い」という理由で付けていない作業者はいないでしょうか。服装の乱れは品質や安全性に疑いを持たせます。
きちんとした身なりは基本中の基本
また、服装はきちんとしているけれど、非常に汚れているというのも気になります。汚れは仕事を一生懸命している証、と思っているのかもしれません。しかし、油や原料で真っ黒になった制服を着ていても平気なのはどうでしょうか。ちょっと汚れが付いているというのではなく、真っ黒な汚れが広い範囲で付いているのはやはり見ていて気持ちがいいものではありません。
きちんとした身なりと清潔な服装が、品質の高いものを生み出すための「基本中の基本」と考えてください。




