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JEMCO通信

2026-06-08 生産の基本論 61回~

生産の基本論~ものづくりの達人になるためにおさえるべきツボ~【第90回 工程表-2】

文責:ジェムコ日本経営 コンサルタント 原 正俊

皆さんは、「IE」という言葉をご存じでしょうか?IEは、Industrial Engineering の略称で「生産工学」などと呼ばれ、「生産性向上」と「原価低減」を行うものです。ジェムコでは、「IE」の考え方に関する情報をコラムでお届けしております。
今回は、「第90回 工程表-2」についてです。

工程表には、コストの発生進捗も記載すべき

工程表には、加工や作業の進捗と合わせて、コストの発生進捗を記載すべきです。
毎日多くの作業者が投入されれば、その労務費が毎日発生します。それを明確にして、毎日のコストの発生を記載するのです。建設や土木などでは、天候で作業できないときがどうしても発生します。そのときもコストは発生します。いわゆるロスコストですが、工程のどの段階でそのようなロスコストが発生してしるのかを明確にして、対策を検討しなければなりません。

毎日の作業のパフォーマンスを評価して工程表に記録

あわせて、毎日の作業のパフォーマンスを評価して工程表に記録します。作業によって付加価値が異なるので、どの作業をしたのかで、パフォーマンスが良かったか悪かったかが変わってきます。加工によって、付加された価値がどのように積みあがっているのかがわかると、進捗をより実態を伴って理解することができます。
これはパフォーマンス管理、あるいは出来高管理と呼ばれますが、これを1品ものの加工にも応用することができるのです。

発注品の納入状況を把握

さらに、材料や部品など発注したものの納入状況を把握する必要があります。発注品の納入が遅れることで、工程が止まったり遅れたりするなどの影響を被ります。できるだけ避けなければなりません。
そのためにまず、発注した資材や材料・部品などが「いつ入荷するのか」を工程表で把握します。それらは「いつ必要なのか」、そして「予定通り入荷するのか」を工程表に記載することで、納期の管理を行うことができます。遅れることは必ず連絡をもらうようにします。

工程表を使うことで、不必要なコストや加工遅れを防ぐ

納入業者の中には数日の遅れを気にしないところもあるかもしれませんが、それに対しては厳しい態度で臨まなければなりません。遅れそうなときは、督促や計画変更といったアクションを取ります。
このように工程表はそれを使うことで、不必要なコストや加工遅れを防ぐことができますので、上手く活用してみてください。

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