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JEMCO通信

2026-06-16 コンサルティング トピックス

品質トラブルの原因、担当者への依存かも?脱属人化を進める技術・技能伝承

文責:ジェムコ日本経営

製造現場で、品質トラブルが繰り返し発生する・・・というお悩みはないでしょうか。対策しても、また問題が起きることの根本原因は、特定の担当者しか知らない業務の進め方や判断基準、つまり「属人化」にあるのかもしれません。

なぜ品質トラブルが繰り返される?

製造現場で繰り返し発生する品質トラブルの多くは、「属人化」という問題が潜んでいる可能性があります。属人化とは、特定の個人だけが業務の進め方や判断基準を知っており、その人なしには業務が遂行できない、品質を保てない状態を指します。たとえば、ベテラン作業員だけが機械の微妙な音の違いから異常を察知する、ベテラン検査員しか特定の製品の良し悪しを正確に判断できないといったものです。
このような状況では、その担当者がいなくなれば作業は滞り、適切な判断が下せずに品質不良につながるリスクが高まります。特定の人の経験や勘に頼りすぎるあまり、肝心な知識や技術が組織全体で共有されず、システムとして機能しない状態が常態化してしまうのです。

属人化は深刻なリスクになる?

属人化は、業務の非効率性だけではなく、事業継続においてリスクとなりえます。特定の個人に依存した品質管理体制では、欠勤や退職といった事態が起きたとき、製品の品質にばらつきを生み出します。品質が大幅に低下するだけでなく、生産ラインが停止し、顧客への供給義務を果たせなくなる可能性もあります。

品質のばらつきが引き起こす問題

品質のばらつきは、これは企業にとって、経済的な損失だけでなく、ブランドイメージにも直結する看過できない問題と言えるでしょう。また、それ以外にも、トラブル発生時の原因究明を困難にすることがあります。特定の作業員の判断が起因の場合、その原因が曖昧で具体的な改善策を立てることが難しく、結果として手戻り工数の増加や生産性の低下を招きます。最終的には、これらのコストが製品価格に転嫁されたり、企業の収益を圧迫したりすることになります。

ベテランの退職で失われる「暗黙知」

また、特定の担当者に業務が集中している状態は、企業にとって事業リスクとなりえます。特に深刻なのが、ベテラン技術者の退職に伴う「暗黙知」が失われることです。暗黙知とは、長年の経験や勘、試行錯誤を通じて個人が体得した、言語化やマニュアル化が難しい知識やスキルを指します。たとえば、機械のわずかな振動や異音から異常を察知する「カン」、製品の光沢や手触りから品質の良否を瞬時に判断する「コツ」、トラブル発生時に過去の経験から最適な対処法を導き出す「知恵」などがこれに当たります。
これらの暗黙知は、現場の品質を支え、企業の競争力を高める上で貴重な資産です。ベテラン技術者は、何十年もの歳月をかけてこれらの暗黙知を培ってきました。ベテランが現場を去るということは、これまでの経験に裏打ちされた高度な判断力や問題解決能力といった、組織の貴重な財産が失われることを意味します。
この資産が失われることは、組織にとって計り知れない損失です。特に、熟練の技が要求される製造現場では、暗黙知が失われた後に、同じトラブルが再発したり、製品の品質が不安定になったりすることが多々あります。だからこそ、ベテランの知識や技術が失われる前に、それを次世代に継承する「技術・技能伝承(ナレッジマネジメント)」の取り組みが急務となっているのです。

技術・技能伝承(ナレッジマネジメント)を成功させるのに必要なこと

技術技能・技能伝承を継続させ、成功させるには下記のようなことが重要となります。
●トップのコミットメント
会社全体で技術伝承・技能伝承の重要性を認識してもらいます。
●推進・実行計画と推進体制の構築
推進・実行スケジュールについては、期限を明確化することが重要です。
●定期的な見直し
手順書などは作ったら終わりではありません。現場で活用できているかを確認する必要があります。もし使われていないなら何が問題なのかなど、定期的に現状を把握し、改善点を洗い出し、常に使える状態にしておくことが重要です。

ジェムコが考える技術・技能伝承(ナレッジマネジメント)3つのポイントとは

ジェムコが考える「技術・技能伝承を確実に行うためのポイント」は下記の3つになります。
●ナレッジを正しく引き出し、オーソライズする
●ナレッジを理解出来るようにする
●ナレッジを管理・運用する仕組みを作る
ジェムコには、暗黙知の在り処・不足を見つける「13の着眼点」があります。ジェムコはこの「13の着眼点」を保有した唯一のコンサルティング会社です。そのような独自技術を活用し、これまで多くの企業様で技術・技能伝承のお手伝いをさせていただき、ご支持いただいてきました。
もしご興味がありましたら、詳しくはぜひお問い合わせください。

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