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JEMCO通信

2026-09-24 生産の基本論 1~20回

生産の基本論~ものづくりの達人になるためにおさえるべきツボ~【第104回 工程短縮】

文責:ジェムコ日本経営 コンサルタント 原 正俊

皆さんは、「IE」という言葉をご存じでしょうか?IEは、Industrial Engineering の略称で「生産工学」などと呼ばれ、「生産性向上」と「原価低減」を行うものです。ジェムコでは、「IE」の考え方に関する情報をコラムでお届けしております。
今回は、「第104回 工程短縮」についてです。

工程短縮の2つの意味

工程短縮には、2つの意味があります。
1つは、連続化して工程と工程の間の距離をなくしてしまうこと。工程をくっつけてしまえばその間の運搬や停滞がなくなります。
もう1つは工程そのものをなくしてしまうこと。荒削りと仕上げ削りがあったものを一発で仕上げてしまうというようなことです。粗仕上げそのものの工程をなくすことで、設備も必要なくなるしトータルの加工時間も短縮されます。仕上げ加工時間は若干延びたとしても、途中のワークの取り外しやストックのロスから見れば小さいはずです。また、設備を複合加工化して2工程いっぺんにやってしまう。

最短工程と時間で加工するにはどうすればいいか

コストダウンなどの活動を始めるときには、まず、工程の検討をします。「最短工程と時間で加工するにはどうすればいいか」という問いに対して、一番手っ取り早いのは、工程をいくつかなくしてしまうことです。作り方を変えて特定の工程をやらなくてもいいようにする。2つの工程を1つにまとめてしまう。このように工程がなくなることは大きな変化です。問題も発生します。慣れないと生産性も高まりません。でも逆に慣れてしまえばこれほど効果的なことありません。確実に仕掛品が削減されることになります。

工程短縮は効果が大きい

新規設備を導入したきに使うつもりだったさまざまな機能のうちいくつかはいつの間にか使わなくなってしまう・・・。単能機としてしか使っていないこともよくあるのではないでしょうか。これでは宝の持ち腐れで、それを再び使用するためにはどうするかを考え、実行することが工程の管理者の役割です。
製品の仕様を変えて必要な工程を少なくすることもやらなくてはなりませんし、加工時間も短縮しなければなりません。工程短縮は効果が大きいだけに、改善のメインテーマに取り上げて、大勢の担当者で知恵を出し合ってください。

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