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JEMCO通信

2019-06-25 暗黙知を形式知に ナレッジマネジメント

日本の技術の守り神-6 「技術コンサルタント」の役割とは?

文責:ジェムコ日本経営 ニュービジネス開発事業部 財田 和典 

ご無沙汰しています。最近、よくこのようなご質問を頂きます。

「技術コンサルタント」は、他とどう違うの?

「技術コンサルタント」は、60歳以降の定年を迎えられた技術者で、「この分野では誰にも負けない」という技術をお持ちの方が、御社の技術課題についてコンサルティングするというものです。

ご質問をされる背景には、この事業のベースである「シニアの活躍」について、スポットライトが当たってきたことなどがあるようです。一方で、「似たような事業を知人もやっているので、そこと同じであるという言質をジェムコから得たい。」というお気持ちもあるようです。

弊社の「技術コンサルタント」事業が他と比べてどう違うかと言いますと、例えるならば、「同じ役者がこのステージでは素晴らしい演技をするのに、他のステージでは今ひとつである。」ということでしょうか。

同じ役者であっても、

①台本と役者が合っていてこそ、素晴らしいステージになります。

②一人芝居もありますが、大半は共演者がいます。その皆様と役者との相性は・・・、

誰を相方にするのか、反対に地雷原は誰かなど、細かく役者に伝えられているでしょうか。

③台本のどこで、この役者に登場願えばいい演技をしてもらえるか。

などの条件とタイミングを設定するのはなかなか難しいものです。

言わばウイスキーのマスターブレンダーの様な役割ができてこそ、「良い役者に、良い芝居をさせる。」ことができます。これを行っているのが「技術コンサルタント」事業であるとお考え下さい。

その特徴としては、

①技術ニーズをその背景(経営課題)まで推測し、設計することを行う。

②ジェムコから解決できそうなシニア技術者を複数選定する。選定時には「ご本人ないし知人でエントリーできる方をご紹介ください。」と通知し、必ずしも現在の参画者に限定せず、最適なシニア技術者を探査する仕組みがあります。その技術課題を技術者全員に公知、公募したりすると「公平な不公平」を招くおそれがあるのと「時間のムダ」を防ぐためです。(※「公平な不公平」とは「できる人物」を選定しているのに「やりたい人物」が多数であった場合に、ついその中で選んでしまうことが起こりえます。)

③シニア技術者に登板頂くステージの設計をして説明をする。今回、育成してほしい人物は誰々、そしてキーマンは誰々など、共演者の位置づけと性格も伝えて、シニア技術者ご本人にご安心頂きます。

④企業ニーズの熟成度合いをみて、「今、ここでシニア技術者が指導するタイミングだ。」と判断する経験に基づいたノウハウがあります。

ウイスキーのマスターブレンダーならぬ企業ニーズと人材のマスターブレンダーとして取り組んでいきます。

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