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JEMCO通信

2019-05-30 働き方改革 人材育成の大切なこと

働き方改革の本質(5)行動の変化

文責:ジェムコ日本経営 取締役 小倉明男

〇働き方改革に必要なのは座禅かもしれません

アップル、グーグル、フェイスブック、など有名企業がこぞって採用しているマインドフルネス。マインドフルネスとは、今この瞬間の体験に意図的に意識を向け、現実をあるがままに受け入れ、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること。つまり、「あなた自身の中を見つめ直しなさい」ということです。これって、座禅ですよね。上記の企業も日本の座禅を取り入れていると聞きます。

なぜ、急成長している企業はそれを大事にしているのか、それはすべての行動の起点になっているのは潜在意識だからではないかと思います。

〇行動をつかさどる潜在意識

行動を左右しているのは、結局のところ潜在意識なんです。人から言われた行動は続かない。だから、“日頃したいと思っていたこと”をやるチャンスができるとなぜか一生懸命に取り組めるけど、部長から“納得できない仕事”を頼まれると、どうしても手につかない。

人生の基本は主体性です。“人から言われてやること”と、“自分で考え、自分で行動したこと”では、単純作業で37%、創造的な仕事だと3倍違うといわれています。主体的にやると脳内にセロトニンという物質が出て心地よくしてくれます。だから、やりたいと思うこと、好きなことは長続きするのです。自分で考え、行動するから能力もスキルも伸びるのです。

マザーテレサも世界から、ボランティアを受け入れ貧しい人たちに奉仕したのは“使命感”ではなく、“貧しい人たちの中に神を見た”からだそうです。神様に仕えることを楽しんでいたのですね。

人目を気にして、言われたことだけをやっていると“やらされ感”でやるので何も身につきません。どんどん主体性が奪われ、自分の持つ個性も可能性も発揮されず、やることが面白くなくなって、周りからも認められず、“不幸感”を抱いてしまいます。

自分自身を見つめ直し、与えられた役割を感じながら、“主体的に一生懸命取り組む”ことで自分の個性と可能性を発揮し、自分自身を輝かせることで周りにも認められ、“幸福感”を感じることができます。

〇ある福島の女子社員の「ありがとう」

私がコンサルティング中のある会社の食堂で一人食事をしていた時、その会社の女性社員が突然私の隣に座り「あなたたちが来てから仕事がとても楽しくなりました。今までは課長から“いいから言われたことをやれ”といわれて、効率が悪いとわかっていてもその通りやっていたんですが、あなたたちが来てくれたおかげで、今は自分たちで仕事のやり方を決めて、自分たちのやり方で仕事ができるので効率もよくなったし、何より仕事が楽しくなりました。ありがとうございました。」と言われたのです。その会社は、女性社員たちの活躍もあり生産性を倍近く上げていました。

〇部下が勝手に行動するマネジメント

働き方改革とは、今の働き方が悪いから改革しようということです。現状はひどい結果になっている。じゃあどうすればいいか、まず、何かに気付き「やってみるか」と考えて「こうしてみよう」と行動し、「この方がいいや」と振り返り、「面白いから続けて見よう」と習慣になるのです。このスモールステップで、成功体験が脳内物質セロトニンを出し、心地よさを与えてくれます。こうして少しずつ前向きでチャレンジする人が増えていき、周りの人へ感化して、全体への風土となって行くのです。

今まさに、マネジメントを変える時が来ていると思います。色々なことが多様化され、仕事を処理する能力よりも、創造的な能力が求められています。人から与えられた仕事では創造力は発揮できません。座禅や瞑想まではいかなくても、心を整えて自分自身を見つめ直しながら“何がしたいのか”“何ができるのか”を考え、言葉にして行動してみる。「部長、これやらせてください」「部長、こうしてみませんか」と上司に言える風土、「おまえに任せるからやってみろ」というえるマネジメントが今一番必要なのではないでしょか。

 

次回は「習慣」についてです。

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