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JEMCO通信

2026-07-13 生産の基本論 61回~

生産の基本論~ものづくりの達人になるためにおさえるべきツボ~【第95回 納品管理―1】

文責:ジェムコ日本経営 コンサルタント 原 正俊

皆さんは、「IE」という言葉をご存じでしょうか?IEは、Industrial Engineering の略称で「生産工学」などと呼ばれ、「生産性向上」と「原価低減」を行うものです。ジェムコでは、「IE」の考え方に関する情報をコラムでお届けしております。
今回は、「第95回 納品管理―1」についてです。

「材料部品待ち」で製品の停滞が発生

発注した材料や部品が予定通り納入されないと、「材料部品待ち」で製品の停滞が発生し、仕掛り品の増大を招きます。また予定通りの生産ができないので、計画が狂います。そして、その修正のための計画変更、手配変更、連絡、調整など実に様々な余計な作業が発生します。

材料・部品の納入遅れは致命的になりかねない

事前に納入が遅れるという連絡があるのであればまだしも、何も連絡なしに遅れるのは、その修正で大きなロスを生んでしまいます。製品の納期が厳しく生産のリードタイムが充分に取れない場合には材料・部品の納入遅れは致命的になりかねません。
この場合には、納入予定の1週間前から気をつけていて、常に確認を怠らないことが必要です。遅れが許されない場合にはサプライヤーにしつこいぐらい確認をして、納入が遅れないことを保証してもらいます。それ以外の緊急性がそれほど高くないケースでも連絡なしの遅れは許されません。もしそれを発生させたサプライヤーにはペナルティを含めた厳しい対応を取る必要があります。

納入遅れに対してアクションも取らないことはいいことか?

一番いけないのは、無連絡の納入遅れに対して何のアクションも取らないこと。ダメージや問題が少ないからと何も言わなければ、サプライヤーは多少遅れても大丈夫と判断して次も遅れてしまいます。遅れが当たり前になってしまう恐れがあります。

納入品の納入管理をしっかり行う

たとえ大きな問題とならなくても、連絡なしの遅れは約束違反なので説明と対応を求めなければなりません。遅れは基本的にはダメですが、それでも遅れる場合には連絡を必ず前もって入れること、さらにいつ納入されるのかを明確にさせること、必要であれば分納も認めることなどの対策を講じ管理を強化します。
たくさんの納入品があると管理が難しくなりますが、手を抜くことなく全ての納入品の納入管理をしっかり行ってください。

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