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JEMCO通信

2026-08-03 生産の基本論 61回~

生産の基本論~ものづくりの達人になるためにおさえるべきツボ~【第98回 外注管理-2】

文責:ジェムコ日本経営 コンサルタント 原 正俊

皆さんは、「IE」という言葉をご存じでしょうか?IEは、Industrial Engineering の略称で「生産工学」などと呼ばれ、「生産性向上」と「原価低減」を行うものです。ジェムコでは、「IE」の考え方に関する情報をコラムでお届けしております。
今回は、「第98回 外注管理-2」についてです。

外注先との関係

いろいろな企業を訪問して話を聞くと、外注先にひきずられてしまっていることをよく耳にします。
長年のつきあいであるために、外注先のわがままを聞いてしまっている心優しい工場の実に多いように感じます。鬼になれというのではありませんが、判断基準や決め事はビジネスとしてはっきりさせるべきであるのではないでしょうか。

選択と評価基準は明確になっているか?

外注の選択と評価基準は明確になっているでしょうか。ペナルティとインセンティブは設定されていますか。ペナルティだけを決めているケースは良く聞きますが、インセンティブを与えているところは少ない。飴と鞭の鞭だけを振りかざしても外注はついてきません。
逆にペナルティがあいまいで、例えば、外注原因で品質の不良を発生させた場合の、当社の発生ロスコストが明確になっていない。明確になっていても請求しない。たまに品質不良対策書を提出させて終わり。そのような「甘い」管理では協力企業は成長しません。必要なときにはビシッとペナルティを課すことが緊張感を生み出します。同時にきつい納期を守ってくれたり、不良ゼロをずっと続けてくれているなどの当社にとってのメリットを発揮してくれている協力工場に対しては感謝の意志を少しでも金銭的に示しましょう。

外注先の工程だから、リードタイムを長く取っていい?

外注先の工程だから、リードタイムを長く取っていいということはありません。納期的に甘くなると自社の工程が厳しくなってしまいます。納入遅れももちろん許されません。外注の進捗によって自社の進捗が決まるという、本末転倒な事態が実際には起きているのです。これは完全に外注に引きずられているケースです。

外注先との関係のありかた

外注先での品質レベルが自社の品質レベルを左右したり、外注の遅れが客先への遅れとなったり、外注コストで自社の採算性が決定されるといいうことがあってはなりません。協力企業に対する責任は適正な価格での発注と適正な納期、支給品の遅滞なき納入だけです。他の要因はドライに割り切らなくてはなりません。
厳しさと感謝をもって協力企業の接するのが肝要です。

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