生産性・品質向上

機差・器差

「機差(きさ)」と「器差(きさ)」は、読みが同じで混同しやすい言葉です。どちらも「誤差」の一種ですが、機差は「個体差」、器差は「精度誤差」を指します。

【機差(きさ)】
機差とは、同じ種類の検査装置で同じ検査方法を行った場合に個体の差で生じる測定差のこと。
同じメーカーの同じ計測器を用いても、使用する機械によって測定値は微妙に異なります。
発生する理由としては、例えば下記のようなことが考えられるでしょう。
●装置の個体差・経年変化: 製造工程でうまれた部品の精度の違い。 部品の摩耗や劣化など
●環境の影響: 設置場所の温度変化などの影響

【器差(きさ)】
器差とは、測定器が示す値と、基準となる正確な値との差のこと。つまり、その計量器そのものが持っている、測定のズレとも言えます。
発生する理由としては、例えば下記のようなことが考えられるでしょう。
●構造上の要因: 目盛りの刻みのわずかな不等間隔など
●経時変化・摩耗: 長期間の使用による測定面、部品の摩耗や劣化など
●環境の影響: 温度変化による測定器の熱膨張など